「 幼魚 」一覧

冬のダイビング業界事情

年が明けて「今日は冷えるなあ」と思う日が増えてくると、八丈島でもダイバーの数がどんどん少なくなっていきます。八丈島に遊びに来る人の数が減るのはもちろんのこと、八丈島で働いているダイバーの姿も見かけなくなります。この時期、みんな何してるんでしょう? 島外へ出て休暇を過ごしている人もいれば、海外ツアーを開催している人もいます。他の仕事をしている人もいます。
ここ数日、海さえ穏やかであれば、ゲストがなくても潜りにくるダイバーは3~4名しか見かけなくなりました。今日は月曜日なので、八重根で出会ったのは、レグルス以外には2名だけ。そのうち1名は来月から休暇に入って島外へ出る予定。2月に入るとますます寂しくなりそうです。
レグルスの3名は、1名が既に休暇に入っていて来月からイントラの資格を取る講習を受ける予定です。残りの2名は島に残留。ウミウシ強化部長はひたすらウミウシの写真やデーターの整理に明け暮れています。残る1名、私はしばらく確定申告に向けた決算書の作成に追われていたのが一段落、3,4月に開催するFU-KUでの写真展とオフ会の準備も一段落、さーて、後は潜れるだけ潜るか? って感じです。例年なら、ちょっと暖かい国へ潜りに出かけたりしていたのですが、今年は八丈島で勝負しています。

というわけで、今日も八重根に1本。

エキジットしてきたUMEちゃんが、「タキベラがいました!」と喜んでいたので「いいなあ、どこ?」って聞きたかったのに、ウ強化部長が「ウミウシはなんかいなかったのか!?」と騒ぐので、聞きそびれたままエントリー。いいなぁ、タキベラ、どこにいたのかなあ?と思いながら沖へ。
先日から毎回見ていてTG-5で撮ったキツネベラを、今日はデジイチで撮ってみました。

デジイチ、でかいですから、コンデジのようには自分の小回りがききません。キツネベラは小さいし、大きな岩の間から見え隠れするので、ファインダー越しに追いかけていると、つい見失いがち。次はこっち側から出てくるはず、と待ち構えていたら、あれ?? なんか色が変わった?

なんと、反対側からタキベラが現れました。やっほぉ。
UMEちゃんが言ってた子と、同じかなあ?

あとは、また素敵な場所で見つけたオラウータンクラブを撮ったり

ウミウシも撮りました!!

あー、八丈島によくいるやつね。
って思ってるでしょ?
これが、何なのか、ウ強化部長が座間味の人と議論を重ねていて、なかなか結論が出ないんですよ。
あたしはコールマンだと思ってるんですけどねー

最後に、見てはいけないやつ。

なんで見てはいけないのか? は ひみちゅ。

※八丈島でお店をやりたいというダイバーはこちら

天 気    晴れ時々雨
風向き    北西 1~2 のち 4~5
最高気温   14.0℃
最低気温   4.7℃
注意報/警報 強風・波浪・雷 注意報
水 温    18℃
服 装    5mmツーピース+フードベスト、ロクハン、ドライ


雪道を歩くコツ

少し前の週間天気予報、明日の八丈島は雪マークでした。
年に1~2回、八丈島でも雪が降ることがあります。お、いよいよ今年も降るのか!? と身構えていたら、雨の予報に変わってしまいました。

雪と言えば…
もうずいぶん前の話になりますが、底土の堤防の上をゲストと一緒に歩いていた時のこと。その頃、エントリー口までの道のりは、ノロ(付着藻類)が生えて、ぬるぬるでとても滑りやすくなっていました。私自身が滑って転びそうになりながら「滑りますから気を付けてください!」とゲストに言うと、その方は少し年上の女性の方だったのですが、「はい、はい」と言いながら先にスタスタと歩いていってしまいました。必死で追いつきながら「なんでそんなに早く歩けるんですか?」と聞いたら、「なんででしょうねぇ、普段雪道を歩いているから、滑りやすいところに慣れちゃってるのかしらねえ。」。北海道からいらっしゃった方でした。
逆に、底土の堤防を滑らずに歩くコツをつかめば、冬の北海道で苦労しないかもしれませんね。

さて、雪は降らないことになったものの、強風が吹き荒れる予報は変わらず、今夜の船も欠航が決まってしまいました。ダイビングポイントの海況も悪くなりそうなので、ゲストはいないけど、八重根に1本。

今日も冬の八丈島では見ることのないものを発見。

巨大なセダカギンポ。水温が高い年の夏の時期に限ってチビちゃんを見るのが楽しみだったのですが…こんなに大きく成長するとは。あまりにも大きくなりすぎてサンゴの隙間では暮らせなくなったらしく、大きな岩の隙間を隠れ家にしていました。体長15センチくらい、最初カサゴかと思いました。

幼魚も増えてきています。シロタスキベラ3匹だと思っていたのですが、ナメラベラも混じってるのかなあ? このサイズだと、肉眼では全然わかりません。一番左側の子は、まだお腹に「さいのう(栄養の入った袋)」が付いているのかな?

シロホシスズメは、幼魚ではなく若魚のステージ。去年の夏ごろに生まれたのでしょうか?

さて、ウミウシ強化部長の成果をみてみましょう。

一番下のウミウシ、目がまん丸で赤いんですよ。わかります?

※八丈島でお店をやりたいというダイバーはこちら

天 気    晴れ
風向き    西 3~4
最高気温   11.9℃
最低気温   8.0℃
注意報/警報 強風・雷 注意報
水 温    18℃
服 装    5mmツーピース+フードベスト、ロクハン、ドライ


全コースをナズマドで!

先週の今頃に見た天気予報、今日は暴風雨になっていました。あー、今度の週末は欠航かな…と半ば諦めムード。しかし、確かに低気圧は来ていたのですが、発達することもなく、前線もなく、朝まで降っていた雨は止んで青空が広がり、ナズマドはべた凪のまま。めっちゃ、良い方にはずれました。
今日はファンダイビングの他に、スノーケリングと体験ダイビングのゲストもいらっしゃったのですが、全てナズマド! 潮も緩んで、カメと遊び放題。とっても贅沢な1日になりました。

ファンダイビングのゲストは1名だけで、マンツーマン。「ウミウシ以外のマクロ」がリクエストだったので、目に付くウミウシは全部無視して、今が旬の幼魚たちを撮って頂きました。昔はデジイチ・ユーザーだった方ですから、コンデジに持ち替えてもばっちりです。

フィーバーしているレンテンの幼魚、大きくなる前に撮っておかないと。

ハナミノも小さい時は可愛いんだけよね。

明日もナズマド行きますよ~。

続け!ナズマド日和。

 

天候     雨のち晴れ
風向き    東寄りの風 1~2
最高気温   20.8℃
最低気温   15.4℃
注意報/警報  -
透明度    30m~
水 温    24℃
服 装    5mmツーピース+フードベスト、ロクハン、ドライ

風が冷たく感じる今日この頃、フリースやダウンジャケットを着こんでいる人の姿も見かけます。


米粒に萌え~

「み」です。

ナズマドは続くよ、どこまでも。

振り返ってみると今月の21日からナズマドに潜り続けていて、明日もナズマドに入れそうな予報なので、かれこれ10日は続く見込み。この10日ほどの間に、いったん冷え切って透明度もだだ下がりだったのが、どんどん回復してきてる感じです。昨日はまだ場所によってひんやりしていたのが、今日はどこへ行っても安心して潜っていられる感じ。

サカナたちも同じ気持ちなのか、求愛や産卵も盛んだし、早生まれの幼魚も現れ始めました。

今日のゲストは、「ウミウシもエビカニも、別に…」という、純粋なフィッシュウォッチャー。カメラは持たず、代わりに巨大な虫眼鏡を三枚ビニールテープで巻きつけたもので、ひたすら小さなサカナたちをじっくりと観察します。

とてもじっくりと観察していらっしゃるので…

その隙に、私がブログ用の写真をぱちぱちしてきました。

ここのところ、コガネスズメの産卵、卵を守る姿が目立っていたので、そのうち現れるだろうなと思っていた、幼魚。出ました~。

豆粒みたいで可愛い!! と思っていたら、さらに小さな米粒サイズ。

この他にも、スミツキベラやモンツキベラなど、いろんな米粒サイズが登場していています。ギョリコンにはたまらない季節の到来ですね。

あと、ゲストはウミウシ不要の方だったので、1人で1枚だけこっそりと撮りました。

個体数はもちろんですけど、種数もすごいことになってる…と思います。ウミウシ好きな方、今来なくて、どーする!?

 

天候 曇り
風向き  ゆる~い東の風
最高気温 23.7℃ 最低気温 18.9℃
注意報/警報  なし
透明度 25m~
水 温 22℃~23℃
服 装 ロクハン、ドライ、5mmツーピースとベスト

都区内とあまり変わりません。春の装いでいらしてください。

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