今日も冷水塊、絶好調です。 約7年9ヶ月にもわたって続いた紀伊半島沖の黒潮大蛇行。この蛇行の中には、冷たい冷たい冷水塊がありました。紀伊半島沖でほとんど動かず安定していたため、八丈島には実に8年近くも冷水塊が届かず、ずっと黒潮の恩恵を受け続けていました。 ところが、今年4月中旬ごろから、この黒潮大蛇行が終息に向かう兆しが見え始めたそうです。つまり、東に動き出すかもしれない、ということです。 おいおい、その先には八丈島があるんですけど……。 そして案の定、黒潮の蛇行は八丈島にやってきて、ついに冷水塊のど真ん中に突入してしまいました。 真夏なのに冷え冷えの水温。水温が低いため水面はべったりと凪ぎ、潮位も大きく下がり、エキジットはまるで崖をよじ登るような状況になっています。 この冷水塊、いったいいつまで続くのでしょうか。昨日は「8月の初めには解消されるかも」と言われていましたが、どうやら「8月の終わりごろになりそうだ」という予測に変わってきたようです。まったく、困ったものです。 ……とはいえ、ひとつだけいいこともありました。ナズマドのエントリー口にある手摺りの増設工事。冷水塊の影響で潮が大きく引いたため、これまで水に浸かっていたスロープがむき出しになり、一番下まで手摺りを設置できました。さらに、そのスロープもコンクリートで平らに整備することができたのです。 これで転ぶダイバーが少しは減るかな。 http://regulusdiving.jp/today/wp-content/uploads/2025/07/518983407_24672596435675038_6570113820959614206_n.mp4