ちょっとお出かけ

毎年梅雨の時期になると飛行機の欠航率が高まり、リピーターのゲストはそれを嫌って船で往復されるか、別の日程を考えます。6月は祝日もないことから、海況は良い日が多いにも関わらず、ゲストは少なめ。そこで、ちょっとだけ休暇を頂いて、話題の北陸新幹線に乗ってきました。新幹線に乗ること自体が、かなり大きな目的だったのに、トンネルが多くてほとんど寝ていましたが…。でも、行った先々で天気は良く、賑やかで、良い旅行でした。どこへ行ってもたくさん人がいて、お店の人たちも忙しそうで、そんな様子を見ているだけでテンションが上がります。きっとこういう賑やかな場所が嫌いな人もいるだろうから、そういう人は八丈島に来てくれたら良いのになあなんて、思ったりして。私が出かけた週末はイベントが開催されているせいもあって、週末だけで5~6万人くらい訪れた人がいるとか。八丈島の来島者目標、年間で11万人、それさえ達成できないって嘆いているのに。

あっちこっち回って、こんな写真ばっかり撮っていました。これで、どこだかわかったら「通」ですね。

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旅先の市場で、ばったりOL時代にお世話になった友達に会いました。
こんなところで15年ぶりの再会。お世辞抜きで、全く変わらぬ容姿と性格。しばらく立ったまましゃべりこんでしまいました。
偶然にしても、すごい!

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無視できない迷信

「そんなの迷信に決まってるじゃん!」と笑い飛ばしておきながら、気になってしまっている事ってないですか? いまどき「迷信」なんていう言葉自体が死語だと思うのですが、子供の時に言われて、なんとなく気になっちゃっているようなこと。私の場合、「夜、爪を切ると親の死に目に会えない」と子供の時に言われ、いまだに爪は昼間のうちに切るようにしています。別に信じてるわけじゃないと思っているのに、夜爪を切るのは避けています。

迷信というわけではないのですが、ダイビングを始めた頃、あるいは写真を撮り始めた頃、最初に教えてもらったことは、正しいと信じているというほど強いものではないにしても、当たり前のことのように感じてしまっていることがあります。特に疑問を感じないまま続けているうちに、いつの間にかそれが自分自身の幅を狭めていたりして。

先日、写真家の方が撮影に来てくださって、いろんな話を聞かせて頂いたり、撮っている様子を見せて頂いたりして、「ああ、こういうのもアリだったんだなあ」と気がつかされるとこがいっぱい。何となく、今まで自分がやってみないでいたことが、いろいろあるなあと感じました。

それが今後の自分につながるかどうか・・・??

年々、自分の殻を破るのが大変になりますよね。

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写真は、こっそり撮った、写真家の方のお御足。
水温が上がったので、シマアジ付きのハマフエフキが元気にストーカーしてました。

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私の産卵床

例年と比べ、ずいぶんと時期が遅れたのですが、今八重根でアオリイカの産卵がピークを迎えています。この産卵を誘っているのが、私たちがシーズン前に入れた産卵床と呼ばれている木。場所によって、この木の種類が違うのですが、八丈島では「サカキ」を使っています。よく墓前にお供えされている花の後に挿されている木です。この「サカキ」は、水中に沈めてからもう1ヶ月以上経つというのに、まだ葉っぱが枝に付いたままでいてくれるのですが、他の木ではそうはいきません。葉が全部落ちてしまって、ただの枝になってしまいます。そうなると、すかすかで奥まで丸見えになるのがイヤなのか、アオリイカは産卵に来てくれません。

この「サカキ」を沈める作業、かなりの重労働。島内の同業者が協力して作業をしています。まず枝ぶりの良い「サカキ」を切り出し、トラックに積んで八重根に運び、そこで何本かの枝を組み合わせ、ロープを付け、水中を引っ張って沖へ運びます。そして産んでくれそうな場所の岩やコンプリートブロックに結わえつけているのです。水中の作業時間は30分ほどで済みますが、みんなエア切れ寸前で上がってきます。

この枝、何組も入れてあるのですが、自分が運んで結わえつけたものには、何となく愛着があり「私の枝に産んでくれると良いな~」と密かに願ったりしています。

今年は・・・ちゃんと、産んでくれていますよ、私の枝。

名札を付けてあるわけではないので、私だけの自己満足ですけど。かなり嬉しいです。

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喧嘩しないで、仲良く産んでね~。

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黒潮来たら

黒潮、きました。まだ蛇行しているので、油断は禁物ですが、水温も透明度も上がって、生き物の様子もガラリと変わってきました。

あんなにたくさん見られていたウメイロは姿を消し、水底でうずくまっていたアオウミガメは元気に泳ぎだし、黒ずんでいるように見えていたキンギョハナダイたちは華やかなオレンジ色になって舞っています。アオリイカの産卵もピークを迎えているし、ハンマーなんかも出ちゃっているし。

そんな中、変わらず愛嬌振りまいているのが水玉模様で人気のイロカエルアンコウ。このまま水温が高い状態が続いていたら、お友達のツツムシはいなくなっちゃうかも。ワレカラやヨコエビの仲間たちは、うじゃうじゃいたのに、急に減ってきています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA代わりに、スズメダイやベラの幼魚が増えてきてくれるかなー??

 

 

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沖縄や奄美と一緒

19,20日に沖縄と奄美が梅雨入りしたそうです。天気図を見ると、天気図の端から端まで途切れずに横たわる長い前線。ちょうど台湾や沖縄あたりから伸びて、八丈島の南側を通過しています。今八丈島は、梅雨前線で沖縄や奄美と結ばれているんです。一応八丈島は関東地方ってことになっているのですが、梅雨入り・梅雨明けのタイミングは、都区内よりも沖縄や奄美と一緒なのです。

つまり、八丈島も梅雨入りしたのです!!

レグルスの庭には、ノカンゾウ(百合の仲間)やアガパンサスの花が咲き始めようとしています。雨は憂鬱だけど、レグルス・ガーデンは梅雨の時期が一番きれいです。

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海の中にも、よく見ると花のように見える生き物がいっぱい。そして、名前を知らないままでいるものがいっぱい。たいていはイソギンチャクだったりサンゴだったりするのですが、本当はこういうのもちゃんとコツコツ調べてみないとダメですよね。

梅雨の時期のお楽しみも、足元に目を向けたら、いろいろ見つかるはず~。

 

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