台風3連発の前に、お尻に穴が。

毎日天気図を見ているのですが、ついにその中に台風が3つとも姿を現してきました。
10号の勢力はそれほどでもなさそうですが…  現時点の予報では、10日に9号が先島諸島近海で925hpa、最大瞬間風速が70m/s、11号がマリアナ諸島で915hpa、最大瞬間風速が75m/s。絶対八丈島には近づいてきてほしくないですね。

今のところ、まだ台風の影響よりも、梅雨前線の影響の方が大きく、今日も雨が降ったりやんだり。
湿度は100%超えてるんじゃないかと思うくらい、じっとり・じめじめ。
なぜか昨日はナズマドにも入れちゃいました。
準備万端、さてエントリー♫ ってタイミングで、ロクハンに小さな穴が開いていることが発覚。これは気を付けないと、穴が大きくなるな…とわかっていたのですが。場所がお尻のあたりだったので、フィンを履く時に、パシッ。思いっきり穴が大きくなり、腰のあたりまで避けてしまいました。でももーめんどくさいから、このままでいいやっ!! と潜ってみたら、全然寒くありませんでした。
水ががばがば入ってくるけど、平気じゃーん♪
海で泳いでるって感じで、気持ち良いかも~♪♫

台風近付いてくる前に、いっぱい潜ろう!!
って思いました。

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八丈ブルーをオリンパスブルーで撮ると、まるで水槽写真のような色になります。
青すぎてこわーい。

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もしもあなたの家で見知らぬ二人が…

今日から7月。豪海倶楽部の更新日です。
時間のある時にぜひぜひご覧になってね。

ところで、、、

もしも、あなたが生まれて間もない我が子を育てている自宅に、見知らぬ二人がずかずかと入りこんで、いきなり・・・・を始めちゃったら??
そんな衝撃的な出来事が目の前で起きたら、どうしますか?

えーっと。。。念のため言っておきますが、ここは変なエロサイトではありません。
八重根の沖合、最近急に盛んになってきたナガサキスズメダイのイクメンのお宅で起きたノンフィクションな事件なのです。

ナガサキスズメダイは、岩や岩盤の側面にメスを誘いこんで産卵させ、その卵が孵化するまでオスが守ります。
しかし、まさにその岩の隙間で、あろうことかアメフラシが交接を始めてしまったのです。
卵を守り育てている父親にしてみれば、これはとんでもないことです。アメフラシに身体を押しつけられた卵には、新鮮な海水が送り込むこともできず、何も世話ができないじゃないですか。なんとしても、アメフラシには、どっか別の場所に移動して頂かなくてはなりません。

相手が魚であれば、自分の身体を大きく見せたり、尾びれではたいて威嚇するのですが…

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アメフラシには、全く効き目なし。
そこで、突っつき作戦に変更。
ぼよんぼよんした身体を、口でツンツン攻撃します。

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これには意外とアメフラシも反応していて、時折「痛っ!!」と言っているかのように、ぼよんぼよんの身体を瞬間的に縮めます。・・・が、別に移動するわけではなく、2個体の営みは続きます。
そこへ、さらに、新たな敵が登場!!

そう、もちろん、それはわたくし。。。
こちらも、追い払わなくては、なんだかピカピカ光りながら近づいてきます。
よくわからないけど、とにかく攻撃しなくては!!

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父親として、大変立派な方だと思います。
きっと良い子がたくさん生まれるんでしょうね。

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コンデジでリベンジ

カメラを格付けしてみるとすると、たいていの方は、上から
一眼レフ   ミラーレス一眼    外部ストロボ付きのコンデジ   ただのコンデジ
とされるのではないかと思うのですが。
どうでしょう?

タナバタウオの仲間には、いろいろありますが、たいていは岩の下に隠れていて、見ることはできたとしても一瞬で、なかなか撮ることができません。
ところがある日、岩と水底の隙間にたたずんでいる、かなり大きめのナカハラタナバタウオを見つけました。この時は卵を守っていたようで、ダイバーに見つかっても遠くへ逃げてしまうわけでなく、隙間の中でウロウロとしていました。つまり絶好のシャッターチャンス。
ところが、私の持っていたカメラは外部ストロボ付きのミラーレス。近寄り過ぎると、ストロボが岩に当たってしまって、肝心のタナバタウオは真っ黒。仕方なく少し離れると、タナバタウオが巻き上げた砂が写って雪景色。どう頑張っても、イマイチな写真しか撮れません。ところがこの時、そばに小さなただのコンデジをぶら下げている人がいて、あっさりバッチリな写真を撮って去っていってしまったのです。このコンデジ写真が「改訂版 海水魚」に載っています。

かなり悔しい思いをしたまま、そのうちタナバタウオはいなくなってしまいました。
ところが、先日、また同じ場所に彼が帰ってきたのです!
同じ彼なのかどうかは、わかりませんが… 同じ雰囲気。彼そのもの。
またここで、彼女をナンパして、イクメンになるつもりなのでしょう。
そして、今回私が持っていたのは、ただのコンデジ!!

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やっとバッチリ撮れました。
コンデジって、便利♪

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いつものユウゼン

だいぶ前のことですが、初めて八丈島に来た方から
「ユウゼンって珍しいんですか?」
と尋ねられました。
「いえ、八丈島では普通種ですけど、どうしてですか?」
と聞き返したら、最初は雑誌などを見て「八丈に行けばユウゼンに会える!」と思って計画し始めたのに、いざネットでショップを探してみたら、どこのショップのブログや海況速報を見ても、あまりユウゼンの写真が載っていなかったとのこと。だから、もしかして、ユウゼンはそんなに頻繁に見られるものではないものなのかも…と思ったのだそうです。

確かに、初めて八丈島に行こう!と思った方が、その時に検索してみたところで、その日の海況速報には必ずしもユウゼンは載っていないかも知れません。ユウゼンは、あまりにも普通種なので、載せようと思ったら、ほとんど毎日載せることができてしまい、海況速報が毎日変わり映えのないものになってしまうからです。ただ載せていないだけでなく、写真を撮っているガイドさえ少ないのではないかと思います。撮るのはユウゼン玉が出た時だけで、ペアのユウゼンの写真なんて、持っていない人もいたりして。

なんとなく、そんなことでは、わざわざ遠方からユウゼンを見に来た人に申し訳ない…
ような気がして、それ以来、機会があればユウゼンを撮るようにしています。
八丈島に、ユウゼンはいつでもいますからね。

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コンデジで撮るには、ぴったりのサイズです。
ものすごく近寄りやすい、良い被写体ですよ。

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ひらひら舞う生き物たち

コンデジじゃ、こういうのは撮れないのよね~と諦められがちな被写体の中に、サカナの可愛い幼魚たちが含まれます。そういうの撮りたかったら、一眼レフ買いなさい。。。と言われて悲しい思いをした方も多いことでしょう。
一眼レフは高いし、重いし。そんなの買ったら、ダイビングに行くお金がなくなっちゃうじゃーん。
それに、一眼レフで撮ろうと思ったところで、上手に撮ろうと思ったらそれなりに難しいことには変わりないのです。

でも、最近のコンデジは、いくら頑張っても撮れない・・・から、頑張れば撮れるようになりました。頑張れば撮れると思えば、頑張ることが楽しくなります。
撮り方には、ちょっとしたコツが必要です。
今、八丈島は、サカナたちの幼魚で溢れています。
撮りに来てみませんか~?

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